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アナウンサーは顔採用?映る仕事で本当に評価されるもの

2026.08.30 公開
放送スタジオで原稿を確認する人物(生成イメージ)
生成したイメージ画像です。実在の職場・社員を示すものではありません。

アナウンサーの採用は「顔採用」だと言われます。この職種については、他の仕事と同じ理屈で片づけるわけにいきません。画面に映ることが業務そのものだからです。

この記事の目次開く・閉じる
  1. 映る仕事で評価されるもの
  2. なぜ「顔で選ばれている」と見えるのか
    1. 結果しか見えないから
    2. 局が「顔」を作っているから
    3. 倍率が極端に高いから
  3. 対策として意味があること
  4. アナウンサー以外の道
  5. よくある質問
  6. まとめ

ここでは、この職種で外見がどう扱われるのかを、できるだけ正直に書きます。

この記事の立場

「アナウンサーは顔採用ではない」とは言いません。映像に映る仕事なので、映ったときの印象が評価に入るのは避けられません。

ただし、それは「顔立ちの美醜で決まる」という意味ではありません。この2つは違います。混同すると、対策の方向を間違えます。

映る仕事で評価されるもの

テレビ局が採用の選考基準を公表することはほとんどありません。ですが、業務内容から逆算すれば、必要な能力は見えてきます。

必要な能力中身
滑舌と発声原稿を正確に、聞き取りやすく読む。これが土台です。ここが弱いと他がどれだけ良くても務まりません
表情のコントロールニュースでは抑え、バラエティでは開く。場面に応じて表情を切り替えられることが求められます
読解力と要約力原稿の意味を理解して読む。生放送では自分で言葉を選ぶ場面もあります
とっさの対応放送事故を起こさない。想定外のことが起きたときに黙らない
映ったときの印象ここに外見が入ります。ただし顔立ちより、姿勢・表情・声の印象の合計です

この5つのうち、外見が関わるのは最後の1つだけです。しかも「映ったときの印象」は顔立ちだけで決まりません。姿勢が崩れている人、表情が動かない人、声が沈んでいる人は、顔立ちが整っていても映りが悪くなります。

なぜ「顔で選ばれている」と見えるのか

結果しか見えないから

私たちが目にするのは、採用されて画面に出ている人だけです。その人が滑舌の練習を何年してきたか、原稿をどう読むかは、視聴者には見えません。見えるのは顔と声だけ。だから顔で選ばれたように見えます。

局が「顔」を作っているから

アナウンサーは局の顔として売り出されます。番組宣伝、局のSNS、イベント。写真が大量に流通する職種です。この露出量が、印象をさらに強めます。

倍率が極端に高いから

キー局のアナウンサー採用は、毎年ごく少数です。応募者数を公表している局はほとんどありませんが、枠が極端に小さいことは確かです。ほとんどの人が落ちるので、落ちた理由の説明が必要になります。そこで「顔」が持ち出されます。

対策として意味があること

この職種を目指すなら、優先順位ははっきりしています。

優先度やること
最優先滑舌と発声。アナウンススクールに通う人が多いのはここが理由です。独学でも、毎日声に出して原稿を読む習慣が要ります
次にカメラの前で話す練習。自分をスマホで撮って見返す。ほとんどの人は、自分の表情が想像より動いていないことに驚きます
次に姿勢。座って話す職種です。上半身の姿勢が崩れると、それだけで映りが悪くなります
そのうえで肌・髪・眉。照明の下では肌の状態が出ます。これは整えられる部分です

順番が大事です。見た目の対策から始める人が多いのですが、滑舌が弱ければそこで終わります。

アナウンサー以外の道

テレビ局に入りたいのであれば、アナウンサー職だけが入口ではありません。総合職(記者・ディレクター・営業)は採用数も多く、選考基準も別です。「映る」ことが目的でないなら、そちらのほうが可能性は広がります。

また、映る仕事はテレビ局に限りません。企業の広報、イベントのMC、動画メディア。話す技術が評価される場は、以前より確実に増えています。

見た目で不利になりにくい仕事を探しているなら、顔採用が少ない仕事もあわせてご覧ください。

よくある質問

身長の条件はありますか。
条件として公表している局は確認できませんでした。ネット上に基準として書かれている数字は、いずれも出どころが不明です。
アナウンススクールに通わないと受かりませんか。
必須ではありませんが、滑舌と発声は独学だと自分の癖に気づきにくい分野です。第三者に聞いてもらう機会をどう作るかが問題で、その手段の一つがスクールです。
倍率はどれくらいですか。
応募者数を公表している局はほとんどないため、正確な倍率は分かりません。採用人数が毎年ごく少数であることは確かです。
顔に自信がなくても目指せますか。
映る仕事なので印象は評価に入りますが、それは顔立ちの美醜とは別です。表情が動き、姿勢が良く、声が通る人は映りが良くなります。どれも練習で変えられる部分です。

まとめ

  • 映る仕事なので、映ったときの印象が評価に入るのは避けられない
  • ただし印象は顔立ちだけでは決まらない。姿勢・表情・声の合計
  • 必要な能力5つのうち、外見が関わるのは1つだけ。土台は滑舌と発声
  • 「顔で選ばれている」ように見えるのは、私たちに結果しか見えていないから
  • 対策の順番は、滑舌 → カメラの前で話す練習 → 姿勢 → 肌・髪・眉